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ダイビング・メンターについて

メンバー表彰:リスク・マネージメントと何の関係があるの?

BY AL HORNSBY, SENIOR VICE PRESIDENT, LEGAL AFFAIRS

 

この記事の一文は、確かに注目を集めることを意図していますが(特にティナ・ターナーのヒット曲に合わせて歌えば)、考えてみれば、この号でリーダーやメンターとして表彰されているPADI®メンバーには、個々の特別な特徴や業績にかかわらず、いくつかの共通点があるのです。彼らは、何年も何十年もダイビング、ダイビング講習、ダイビング指導に携わる中で、特に高い理想を持ち、生徒や仲間から賞賛され、刺激を受けてきました。彼らの個人的な目標や方法は、ダイビングや指導が楽しくてやりがいがあるだけでなく、教える生徒にとって安全で最適なものになるよう、信念と細心の注意を払い、志を持って取り組んでいることが特徴です。

 

つまり、彼らはPADI Instructorとして、手を抜いたり安易に行動したりするのではなく、必要以上のことをきちんと行うことを約束してきたのです。

 

リスク・マネージメントの観点から見ると、それは思いやり、準備、配慮、意思のモデルです。卓越したレベルで物事を行うには、最も簡単な方法、最も迅速な方法、最も抵抗の少ない方法では達成できないのが普通です。インストラクターや生徒が自分のダイビングのメンターについて話し始めたとき、彼らのダイビングやダイブ・トレーニングの経験が、手抜き、規準や必要な器材を無視したり、安全や生徒とインストラクターの比率を軽率に考えたり、生徒にとって「簡単」にするためにすべてのトレーニング条件を満たさなかったり、必要なスキルや知識を習得しないまま認定したり、などと聞くことはないでしょう。また、その人たちのダイビング・ヒーローが、環境条件や生徒、または自分自身に対して不注意または故意が原因で、多くの事故やニアミスに巻き込まれたという話も通常聞くことはないでしょう。

 

思い返してみると、私たちがメンターについて語るとき、大抵は偉大なダイバーでありインストラクターであること、卓越した技術を持ち(そしてそれを効果的に使い)、細部にまで気を配ってくれること、そして厳しくも公平で私たちが必要とし習得しなければならないことをすべて教えてくれることに関係しているのではないだろうか。

 

では、メンバー表彰とリスク・マネージメントにどんな関係があるのでしょうか。考えてみれば、ある意味すべてではないでしょうか。

 

 


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