PADIプロメンバーの皆さまへアンダーシージャーナル2023 Q3トピックスの掲載をしています。ピックアップには #USJ2023Q3 とタグ付けします。今後読み直す際には、検索欄にこのハッシュタグ(#USJ2023Q3)を入力し検索してください。 私たちが水上でも水中でも行うすべてのことは、ダイバーの安全にどのように対処するかにかかっています。 BY DAVID ESPINOSA, PADI EXECUTIVE, CONTENT DEVELOPMENT (OWSI – 162329) ダイビングは、人により千差万別です。ある人にとっては日常生活からの逃避であり、ある人にとっては精神的あるいは肉体的なチャレンジであり、また多くの人にとってダイビングは環境に恩返しをする機会でもあります。 ダイビングの環境上の役割には非常に注目が集まっていて、PADI® と PADI AWARE™ は海洋保護において主導的な役割を果たし続けています。2023年2月下旬、ポルトガルのリスボンで開催された第10回世界海洋サミットに、PADI President/CEO のDrew Richardsonは、PADI、PADI AWARE、そしてダイビングコミュニティを代表し、学術、政府、観光、テクノロジー、エネルギー、金融、銀行などの各分野のリーダーたちとともに、世界の海の未来について議論しました。また、PADIのグローバルな活動範囲、ミッション、ビジョンについて語り、6,600のミッションハブ(PADIダイブセンターとリゾート)、128,000人のPADIプロフェッショナル、そして何百万人ものPADIダイバーが、海洋における行動指針、PADI AWARE Foundation™のサポート、Adopt the Blue™やDive Against Debris®などの市民科学やオーシャン・アクションのイニシアチブを通じていかに団結しているかを強調しました。 海洋保護はPADIプロフェッショナルの重要な役割ですが、最も重要な役割は変わっていません:それはダイバーの安全です。それは海洋保護も含め、すべての中心をなすものです。なぜでしょう?それは、自分自身のケアができなければ、誰が海のケアについて耳を傾けてくれるでしょうか? ダイビングの指導者としての私たちの活動は、政策への影響、ビジネスの創出、海洋保護など、すべてダイバーの安全にかかっています。PADIのダイバーの安全記録は、私たちの活動すべてと切っても切れない関係にあります。 今日の消費者は、コースを購入する際に「安全性」について考える必要すらないはずです。それは前提であるべきです。つまり、PADIプロフェッショナルは、指導の過程でリスクを合理的に軽減し、管理するために全力を尽くしていること、ダイバーには固有のリスクがあり、そのリスクを管理するために何をしなければならないかを教えていることを確信している必要があります。ダイバーは、最終的にどのダイブ・オペレーションとインストラクターを選んでも、そのレベルに応じて、リスク、安全性、リスク管理の手順を理解しなければなりません。 人間の安全とウェルビーイング これは説明するまでもないだろう。ダイビング事故は、家族や友人、プロフェッショナルも含む関係者に影響を与える個人的な深い悲劇です。事故が起きると、その程度にもよりますが、長期的な影響が出ることが多いのです。たとえ事故が死亡に至らなかったとしても、関係者はしばしば深刻な精神的・肉体的トラウマに悩まされ、場合によっては数カ月から数年にわたり障害が残ることもあります。 世界の認識 スクーバ・ダイビングが "命知らずの" スポーツであると認識されていれば、スクーバ・ダイビングを始める人ははるかに少ないでしょう。PADIがダイバーの安全確保に尽力し、安全文化の構築に成功したことは、ダイビング業界が自分たちのしていることをよく理解しているという世界の認識に大きく貢献しているのです。 「PADI AWARE Foundation は、ダイバーと海洋生物の両方を安全に保つ保護活動を推進するために、PADIのトレーニング規準に大きく依存しています」とPADI AWARE Foundation のGlobal DirectorであるDanna Moore氏は述べています。 「海洋ゴミ、サメの保護、サンゴ礁の修復、海洋保護区に関する私たちのプログラムは、PADIの安全基準と実績がなければ不可能であり、これらは表裏一体の関係にあります。 PADIダイバーの安全への取り組みに対する強いコミットメントと歴史は、私たちがすべての保護活動を構築する上で重要な基盤です。」 本質的に、ダイバーの安全に関する PADI組織の実績のおかげで、世界はサメ、海洋ゴミ、プラスチック汚染、アダプティブ・テクニックの重要性について私たちの意見に耳を傾けています。この安全文化は、Scripps Institute、セイコー、ナショナル ジオグラフィックなどの組織がPADIと提携する大きな理由でもあります。...