子供のためのダイビングトレーニング
子供たちにダイビングを教えるには、大きな報酬と大きな責任が伴います。
BY AL HORNSBY, SENIOR VICE PRESIDENT LEGAL AFFAIRS
ダイビングのインストラクターの中でも、子供やティーンエイジャーにダイビングを教えることを専門にしている人たちが、最も感動と喜びを感じていることは間違いありません。水中の世界を発見した子供たちの目や顔に浮かぶ驚きや喜びを見ていると、子供たちに教えることには何か不思議な魅力があるように感じます。
しかし、このような感動的な報酬とともに、子供たちにダイビングを教えることに伴う大きな責任も忘れてはなりません。安全性、法的問題、精神的リスク、礼儀、そして子供たちを預かる親の不安や心配など、どれをとっても一筋縄ではいきません。子供たちにダイビングを教えることは、その楽しさゆえに誰にでもできることではなく、決意が必要で、計画性そして常に意識を配る必要もあります。
このようなダイビング指導の経験はないが、興味はあるという方は、まず勉強して慎重に検討しましょう。子供にダイビングを教える際の必要条件や現実について学ぶのに役立つPADI®の資料や情報、ガイダンスがたくさんあります。その中のいくつかをご紹介します。
- 子供とスクーバ・ダイビング – PADIの出版物「Children and Scuba Diving: PADIメンバーがPADIの児童向けダイビング・プログラムを理解し、導入することをサポートするために作成されました。この本は現在、クラッシック・プロサイト/ References/Topics of Interest/Children and Divingから無料でダウンロードすることができます(英語のみ)。
- ユース・リーダーの義務:PADI Instructor Manualの「上を目指す努力 – 責任の実行」セクションに記載されているこの義務は、子供を指導・監督する上での10の重要な側面を提供しています。適切な監督と、保護者に十分な情報を提供することを含めた適切な行動の構成要素、子供の法的なプライバシー権(通常、個人情報の保護や写真の撮影・使用の一般的な禁止を含む)、生徒と二人きりになったり不適切な接触をしたりすることに細心の注意を払うことなどが含まれます。
- Youth Diving Responsibility and Risks Flipchart は、プロのサイト/Training Essentials/ Forms and Applicationsに掲載されており、児童にダイビングを教える際の全体的な注意点や、児童特有の重要な側面を生徒と保護者の両方に説明しています。
- PADI Instructor Manual – Bubblemaker、PADI Seal Tea、様々なジュニア認定プログラムの規準と手順は、教える可能性のある各プログラムの具体的な要件だけでなく、子供の指導によく使われるインストラクターの姿勢、テクニック、アプローチの一般的な理解を得るためにも確認する必要があります。
最後に、もしあなたがこれらのプログラムを教えることに興味があるならば、注意不足や不注意、規準に反する行為を一切許さないという個人的な姿勢を取るべきです。子供たちは貴重な存在であり、ダイビングのプロであるあなたが監督下にある間は、常にそのように考えなければなりません。子供たちにダイビングを教えることで得られる感情的な報酬と、水中の世界を発見したときの子供たちの奔放な喜びを共有する特権は、何物にも代えられません。

