本年のアース・デーに、PADI®と新たに設立されたPADI AWARE財団™は、重要な保護目標を達成するための共同の計画を発表し、「PADIオーシャン・アクションの10年」を開始します。

両団体は、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための「行動の10年」を求める国連の普遍的な呼びかけに参加し、特にSDG14「海の豊かさを守ろう」の実現を支援します。

今後10年間で、「PADIオーシャン・アクションの10年」は以下のことに取り組みます。

  • 戦略的パートナーシップとPADI AWAREコミュニティ・グラント・プログラムを通じて、対象国の海洋ゴミを50%削減することで、海洋ゴミのない海を取り戻す。
  • パートナーとの協力とAdopt a Dive Siteプログラムの拡大により、海洋保護区(MPA)の数を増やし、海洋の30%を保護する。
  • 各国内での保護キャンペーンを展開することで、絶滅危惧種や脆弱な海洋生物を保護し、脆弱なサメやエイの20種を保護する。
  • 市民科学プログラムや主要なサンゴ礁生息地のプロジェクトへの資金提供を通じて、サンゴ礁の回復と復元を加速させ、サンゴ礁生息地の5%を回復させる。
  • PADIのサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成し、また、PADIトーチベアラー(海洋保護を志す人々)を動員して海草生息地の修復・保護・資金提供等を行うことで、ダイビング業界の二酸化炭素排出量を削減・相殺させる。

PADIワールドワイド社長兼CEOであるドリュー・リチャードソンは、以下のように話しています。

「これらの目標を達成するために、ダイブセンターやリゾート、ダイブプロフェッショナル、そしてダイバーたちが集う我々の最大のネットワークの強みを活かし、それぞれがPADIトーチベアラーとして各地域の活動を行うことで世界の活動につなげていきます。海を救うためには、私たち全員が各地域に適した何千もの方法を通じて一緒に行動し、情熱で団結し、人と地球の両方にとって健全な未来に向けて進むための明確な行動計画をもって準備する必要があります」。

PADIメンバーは、より持続可能な未来を創造するための世界的な取り組みにおいて重要な役割を担っています。PADIトーチベアラー・コミュニティのリーダーとして、あなたはダイバー達に影響を与える力を持っており、水面と水中の両方で自然といかに共存するべきかについて前向きなロールモデルかつ指導者としての役割を果たしてください。そしてPADI AWAREプログラムや海洋然保護コースを提供することで、「オーシャン・アクションの10年」で積極的な役割を果たすことになります。

PADIトーチベアラー・コミュニティの詳細と「PADIオーシャン・アクションの10年」への参加方法については、padi.com/conservationをご覧ください。


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