PADIプロメンバーの皆さま、いつもお世話になっております。 PADIジャパン大阪オフィスの納富と申します。
以前よりPADIメンバーの皆様よりご要望をいただいておりました、スノーケルツアーを正式なPADI資格として実施できる新資格コース【PADIスノーケルガイドコース】が完成し、本年より日本でリリースされました事はすでにご承知の通りかと思います。新プログラムの詳細に関しましては2月28日配信のプロサイトNewsをご覧いただくとしまして、今回はこの新プログラムを有効に活用するご提案をしてみたいと思います!
① スノーケラーの進化
今このブログを読んで頂いている皆さんは、元々水中世界に興味がありスクーバダイビングの魅力を知りプロレベルにまで達せられた方々かと思います。皆さんのようにスクーバダイビングを通じて水中を楽しむまでは至らなくても水中世界に興味を抱かれている方は沢山おられ、その中でも最もスクーバダイビングに近いのが(つまり皆さんの将来の顧客になる可能性の高い方々)スノーケリングを楽しまれている方々です。例えば海水浴場で甲羅干しするのでは無く、浜の端の磯場等で遊んでいる方も含めて、水中を覗きたい!生物の姿を見たい!という欲求は結構高いのです。
当然ながらスノーケラーの方々をダイビングにお誘いできれば新たな顧客層の開拓となりますが、皆さんが最もお忙しい夏場にそこまで手が回せないといった理由や、そもそもスノーケラーはダイバーとは嗜好が異なるから…といった理由で躊躇されていたメンバーの方も多いのでは無いでしょうか?
確かに以前までは海岸線を走っていて良く目にしていたのはダイバーの楽しんでいるビーチやポイントとは異なる浜や磯場で(どちらかというとひっそりと、装備に関してもマスクやフィンでは無く敢えて水中眼鏡や足ひれといった表現の方が合っている様な器具を使用してといった具合でした。
ところが昨今は状況も変わりつつあり、例えば装備も完全に我々ダイバーと同じような専用のきちんとした器材を身に付け、ラッシュガードやスーツ等で身を固め、場合によってはダイビングサービスを利用して(つまり駐車場代や施設利用料も支払って)スノーケリングを楽しまれている方が増加しています。これは楽しむ行為の前提には安全性と快適性の確保を重視する方が増えている証ではないでしょうか?(再述しますが正に皆さんの将来の優良顧客になる可能性の高い方々です)
更には人気のあるドルフィンスイムプログラムや昨今注目されているフリーダイビングなど、スクーバー器材を背負わずに楽しまれている方々も増えつつありますので、これまでのマーケティングに加えてみる事も検討されてみては如何でしょうか?
シーズンが重なり皆さんの手が回らないという事に関しては確かにその通りかもしれませんが、それに関しては今回リリースされたスノーケルガイドプログラムを用い資格保持者(サポート頂ける方々)を配備出来れば解決出来るのではないでしょうか?
② 将来の可能性
皆さんの中で、ダイビングポイントに到着した時に、お願いもしていないのに自ら率先してメッシュバックや荷物を車から降ろしたり、シリンダーを運ぶお手伝いをしていただけたOWD受講生が居た記憶をお持ちの方は沢山おられるのではないでしょうか?
本来ならばその様なお客様はプロレベルに是非チャレンジ頂きたい方ですが、実際にはお店のサポートスタッフとして水中活動をお手伝い頂くには、知識やスキルを身に付け保険も整備されたPADIダイブマスター資格が少なくとも必要で、この資格を整備するにはそれ相応の時間、経験、費用などが必要でした。
そこで質問です。
Q.今回のスノーケルガイドの前資格は何でしょうか?
A.18歳以上(ダイバー・ノンダイバー問わず)で過去24か月以内にEFR一次二次ケア(または相応資格)取得で可。
つまりサポートスタッフとして資格整備頂くハードルは決して高く無く程遠くも無いのです。しかもスノーケルガイド活動を通じ、お客様に水中世界をご案内する楽しさ、お客様の喜ばれている姿を見ることでやりがいを感じた!そんな方は間違いなく将来の水中もご案内できるサポートスタッフ候補決定です!リゾートエリアでの運営形態では無いからスノーケルガイドのメニューはあまり…とお考えの方でも、将来の人材確保にも繋がる可能性として当プログラムの活用を検討されてみては如何でしょうか?
③ 最適な称号
我々であればPADIダイブマスターと聞けば最高のトレーニングと経験を積まれたダイバーであると直ぐに解りますが、果たして一般の方々はどうでしょうか?
似たような役割として山岳ガイドやネイチャーガイドといった表現を聞きなれている一般の方々にとっては、スノーケルガイドの響きの方がイメージし易いかもしれません。仮にダイブマスター資格をお持ちの方でも今回のスノーケルガイドプログラムを受講いただき称号を得て頂くことによる効果は計り知れません。
「このプログラムはPADIダイブマスター〇〇が担当します」よりも「PADIスノーケルガイドの〇〇が…」の方がピンと来ませんか?
勿論、既にダイブマスター資格をお持ちの方ですので新たな年会費や保険料負担も発生しませんのでご安心ください!
④ 朗報
スノーケルガイドを行う場合、先述の通り既存のPADIメンバーの方々なら既にご加入頂いている保険でカバーされますので心配には及びませんが、今回スノーケルガイドといった新たなプログラムをスタートするにあたり、水上アクティビティの指導およびガイドにより発生した損害賠償リスクを包括的に補償する賠償責任保険制度がご案内できる運びとなりました。
例えばSUPやカヤック、ラフティングにキャニオリング、バナナボートやウェイクボードの牽引からフライボードやボブ(潜水スクーター)などが補償対象となります。これらのメニューもご提供されている方々は冒頭ご案内しました2月28日配信のプロサイトNewsを是非チェックしてみてください!
そして、PADIウェブサイトにスノーケリング専用サイトも完成しました!その中に、「PADIスノーケル・ガイドのいるショップを探す」もありますので、スノーケル・ガイドがいるPADIショップ・リゾートはぜひこのショップリストに参加してください!(間もなくプロサイト内で入力申請していただけます)
またPADIプロサイト内の【ツール】内に全ての資料が網羅された「スノーケリングガイド・ツールボックス」も新設されておりますので併せてご活用ください!
PADI 大阪オフィス 納富亮輔








