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賠償責任保険の重要性は、いくら強調してもしきれません。

BY AL HORNSBY, SENIOR VICE PRESIDENT LEGAL AFFAIRS

 

現代の生活やビジネスにおける多くの努力と同様に、世界の多くでは、個人のプロフェッショナル、ダイブセンター、ダイブリゾート、ダイブボート事業者などのために、適切な賠償責任保険が必要であると考えられています。特にコストを考えると、保険に加入することに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、これは事実上すべてのビジネスで直面する問題です。しかし、ダイビング業界では、PADI®やその他のダイビング団体、ダイビング専門の保険ブローカーや代理店の努力により、ダイビング団体保険は、一般的なビジネス界の保険と比較して、かなり控えめな価格になっています。

 

ダイビング業界では、専門職賠償責任保険は多くの地域で必須であり、その他の地域でも、特に民事や行政の手段で賠償責任、専門家としての過失に対する補償、損害、死亡、負傷に対する弁償を求められる可能性のある場所では、ビジネスや道徳上必要なものとして強く推奨されています。ダイビングは、私たちがお客様に提供する警告が正確に伝えているように、ある種のリスクを内在する活動であり、私たちの業界が最善の努力と最高レベルのプロ意識を持ってしても、完全に排除することはできないリスクなのです。

 

万が一、事故が発生した場合、重大な怪我や死亡につながる可能性があります。このような事故では、被害者やその家族は、医療費、痛みと苦しみ、将来の経済的支援(未成年者や高齢の親に対するものなど)等に対する補償を求めることが多くあります。さらに、長期にわたる非致死的な負傷が発生した場合、継続的な医療費は相当な額になることがあります。民事訴訟でも行政訴訟でも、自分を守るための費用は多額になる可能性があります。残念ながら、このようなリスクや出費を自己資金でまかなえる人はほとんどおらず、十分な保険は、プロとしての最善の努力にもかかわらず、あるいはさらに悪いことに、不注意、ミス、規準違反の結果として、何かが起こった場合に私たちを守る唯一の手段なのです。

 

法的にも道徳的にも、事故が起きてから闇夜に消え去るという選択肢はありません。特に、幸いなことに、重要なダイビングエリアでは、プロの活動をカバーする十分な保険が通常必要な場所で適正な値段で利用できます。ダイバーを守り、自分自身と家族を守るために、現地の法律や所属するダイビング組織の方針で義務付けられているかどうかに関わらず、プロとしてのダイビング活動に十分な保険に加入するよう努めましょう。

 

 

 


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