PADIプロメンバーの皆さまへ 2010年より、「The Undersea JOURNAL」はPADIプロサイト内にてデジタルPDF(日本語)配信をしていましたが、今後はビジネス及びトレーニング関連の記事 をPADIジャパンにてピックアップして、このPADI Prosブログに掲載いたします。 今期のアンダーシージャーナル2020 Q4のトピックスの掲載分には #USJ2020Q4 と記載します。今後読み直す際には、検索欄にこのハッシュタグ(#USJ2020Q4)を入力し検索してください。 ダイビングやダイバー・トレーニング中に、病気の感染リスクを管理および軽減するためのこれらのベストプラクティスを検討してください。 世界中で人々がダイビングに戻りつつある今 COVID19パンデミックのさなか、PADI®プロフェッショナルはさまざまなレベルで「新しい日常」(または、ビジネスコンサルタントのSimon Sinekの言葉では、「非ノーマル」)においてダイビングとダイバーのトレーニングが継続され、病気の感染リスクを合理的に管理および軽減することに直面します。 WHO(世界保健機関)、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、DAN(ダイバーズ・アラート・ネットワーク)グローバルオフィス、およびその他の医療/保健当局の推奨に基づいて、ダイブ・プロフェッショナルやダイバーが守るべき妥当な基本的な慣行がいくつかあります。 そして、リスクとハザードを軽減するための器材と手順を使用することはすでにダイビングの基本であるため、これらはダイビング文化の中で容易に実行できます(やり易くもあります)。 一般的な原則といくつかの具体的な推奨事項を見てみましょう。 COVID-19の感染経路 メディアの注目によって、COVID-19は主に呼吸(他の人の呼気から飛沫を吸い込む、特に咳、くしゃみ、会話など)や、感染した表面に触れた後、顔/鼻を触るなどの接触によって感染者から非感染者へ移ります。これは実際にはインフルエンザや他の多くの空中感染症にも当てはまります。これらの2つの感染経路を常に把握しておくことで、リスクの軽減は難しくありません。物事をシンプルにし、それらを常に実施することで効力が発揮されます。 健康的な人だけがダイビングに行くべきです 病気の人や病気の可能性のある人は家にいる方が賢明です。ダイビングをしたり、他の人の周りにいるべきではありません。これは新しいことではありません。しかし、今は特に重要であり、パンデミックの後でも、病気のときに公の場に出かける人々に対する寛容性は低くなる可能性があります。伝染病にかかったことがある、またはさらされたことがある人は、医療専門家から感染のリスクがないと認められるまで、他の人とのコンタクトを避ける必要があります。健康でない人がダイブショップ、クラス、またはボートに現れた場合は、安全な距離をもって親切に、しかしはっきりと、健康で医師の承諾を受けてから戻って来てもらえるようにお願いしてください。 顔を覆う、対人距離、空気循環 COVID-19の主な感染は空気を介していると考えられているため、水面(水中および水の外)では、密を避けるよう地域推奨のソーシャル・ディスタンス、間隔、占有比率などのの条件に慎重に従ってください。 呼吸パターン、方向、そよ風/風に注意してください。 ダイビングでは、フリーダイビング後やスノーケルから水を抜くときなどは深く強くなるなど、呼吸の仕方が変わります。 スノーケルでは呼吸が頭の後ろになります。これは、状況によって有利または不利に働く可能性があります。 風は、吐く息を他の人から遠ざけたり、他の人に向かって運んだりする可能性があります。 これに注意し、方向、距離、場所などを調整することで、これらの要素を不利にするのではなく、役立てることができます。 水面では、ダイバーは適切な距離を保ちながらも、2秒以内の距離というガイドラインを満たすことができます。いつものように、生徒のスキルレベルとコンディションは、水面でダイバーをコントロールする際に影響を与えることを覚えておいてください。 ダイバーが水面に広がる場合、ダイバーの近くにフロートを用意して、保守性を高めたり、人数比を下げたり、コントロールに必要な場合はアシスタントを追加することで、ダイバーの間隔を広げながら、適切に監督することができます。 全員がレギュレーターを使用し、ダイブマスクを着用している場合、呼吸器感染のリスクは非常に低くなります。つまり、全員がスクーバから呼吸をしている場合、ダイバーは地域の要件に違反していなければ、近づくことができます。 レギュレーターは使用している人の保護には役立ちますが、その呼気を吸ってしまえる距離にいるレギュレーターを使用していない人には役立ちません。 水中では、ソーシャル・ディスタンスは必要ありません。 水中では、誰もがスクーバから呼吸している、またはフリーダイビングで息を止めているので、距離は問題ではありません。 もちろん水中で距離をとりすぎないことは、安全性、コントロール、スキルの実行、およびバディ・コンタクトを維持のために重要です。 すでに距離の近いバディ/生徒はより自由度があります。 すでにソーシャル・ディスタンスをとっていないカップル、家族やその他の人たちは、距離やコンタクトの制限においてより寛容です。 これはトレーニングやバディに有利な場合がありますが、そのようなペア/グループ同士と、そうではないダイバーの間の感染リスクを減らすことは依然として重要です。 顔を覆うことはますます重要になっています。 パンデミックの初期はいくつかの地域でその有用性が疑問視されていましたが、研究と経験によって、特に感染に気付いていない人々が病気を広めてしまうことがあるため、フェイスカバーは大きな違いをもたらすことが証明されています。水中にいないときは、全員が適切に着用(鼻を覆う必要があります)することで、さらにリスクを減らすことができます。 屋外がベストです。 距離を保つこととマスクに加えて、研究結果は屋外にいることがリスクを減らすようであると示唆しています。 いくつかの要因は仮定ではありますが、可能な限り屋外へ移ることはリスク低減に役立つようです。 手洗いと消毒 消毒なしでレギュレーター、スノーケル、またはマスクを共有することは別として、接触感染は感染リスクの低い要因であると考えられていますが、それは要因であり、対処する必要があります。 手洗いと消毒を頻繁に行い、常にマスクをつけ、顔に触れないようにしましょう。 お互いの器材に触れないようにするのも最善ですが、ダイビング前、ダイビング中、ダイビング後に必要になる場合もあります。これは、バックアップ空気源の使用やCESAなどのスキルを教えるとき、および実際の緊急事態がそれに当てはまります。 したがって、最善策は、ダイバーが自分や他の人のギアに触れる前後、つまりほとんどの場合、ダイビングの前後に手洗い/消毒をすることです。 水中にいることで接触感染のリスクを減らすことができますが、専門家は特にCOVID-19を不活化するのに必要な程度または期間について意見が分かれていることに注意してください。 したがって、控え目なアプローチが推奨されます。科学がそうではないことを証明するまで、接触感染のリスクが残ると想定してください。 もう握手はしせん。 握手、ハイタッチ、その他の触れ合いのジェスチャーは、生徒にうまくやったことを伝える従来の方法ですが、これらを(水面での)口頭での肯定的な補強と水中での「上手くできた」のハンド・シグナルに置き換えてください。 ダイビング特有の消毒。マスク、スノーケル、レギュレーター、BCD経口インフレーター/ブラダー、および共有されるものはすべて、使用後に消毒する必要があります。 DANには特定の推奨事項があります[種類と使用方法の推奨事項については最後のリンクを参照してください]が、COVID-19専用のメーカー推奨の強さと浸漬時間に従ってすべての消毒剤を使用してください。また、多くの消毒剤が環境に悪影響を与えるため、適切な廃棄にも注意してください。...