ゴミに関する新しい調査結果
CSIRO、Ocean Conservancy、PADI AWAREが共同で発表した新しい論文は、海洋ゴミの「ホットスポット」に関する重要なデータを明らかにしています。
2021年9月、オーストラリアのCSIRO(連邦科学産業研究機構)の研究者が行った、海洋と沿岸のごみの分布に関する世界初の包括的な分析結果が、学術誌「Global Environmental Change」に掲載されました。Ocean Conservancyの海岸クリーンアップ・キャンペーンで集められたデータは、海岸と、PADI AWARE Foundation™ Dive Against Debris®プログラムによる水中の両方で発見されたゴミに焦点を当てています。
今回の調査では、115カ国以上から収集した数十万個のゴミをもとに、汚染の場所と規模の大きな多様性を明らかにし、「ホットスポット」を特定し、特定の種類の海洋ゴミの傾向を明らかにしました。その中でも特に明らかになったのは、ゴミのホットスポットが世界各地に存在し、大規模な都市部や国の豊かさが低い地域では、海洋ゴミが多く発生しているということでした。最もホットなホットスポットは、地中海、メキシコ湾、カリブ海、南シナ海、フィリピン海など、部分的に囲まれた海に見られます。
また、海洋汚染のホットスポットの多様性や位置関係は、これまで考えられていたよりも複雑であることも判明しました。例えば、いくつかの場所では、近隣の国よりも近隣の都市の方が大きな差があることがわかりました。また、ホットスポットは特定の国や河川に関連していないようで、海洋プラスチック汚染を最も引き起こしている特定の国や地域はないことが示唆されました。
レクリエーション・ダイビングのコミュニティは、水中に沈んだデブリを記録するというダイバーならではの方法で、この活動に不可欠な役割を果たしました。今回の調査は、世界の海洋ゴミを分析するために、現場でリアルタイムのデータ収集を行った初めての試みであり、ダイバーが海洋保護において果たすべき重要な役割を浮き彫りにしています。PADI AWARE Foundationは、グローバルなインパクトを与えるために、ダイバーが地域の保護活動を行うことを支援していきます。この論文「Socioeconomic effects on global hotspots of common debris items on land and on the seafloor」はこちらからご覧いただけます。

